40代男性

この患者様は一番真ん中の歯の表面に白濁（ホワイトスポット）があります。

この白い部分の見た目が気になるとのことで、治療することになりました。

処置後、ホワイトスポットは目立たないようになり、歯に馴染んだ見た目になりました。

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＜＜ホワイトスポット（白斑）＞＞

ホワイトスポット（白斑）とは、初期の虫歯や歯のエナメル質という部分の形成不全による表面構造の白濁のことを言います。

本来透明なエナメル質がさまざまな原因ですりガラス様になり、光が散乱してしまうことでホワイトスポットとして見えてしまいます。

このホワイトスポットを改善するには、これまで虫歯の治療のように歯を削って詰め物をするか被せ物をする方法しかありませんでした。

（フッ素の塗布で改善を見込めることもありますが、ホワイトスポットが気にならないところまで改善することはごくわずかです。）

しかし、近年初期の虫歯の削らない治療薬として開発されたアイコン（Icon®︎)という治療薬が、ホワイトスポットの治療にも有効であることがわかりました。

虫歯の治療の時のように歯を削ったりせずに痛みもほとんど伴わないため、麻酔もなく処置が可能です。（ご希望により麻酔もできます。）

薬剤がエナメル質に浸潤し、周囲の健全なエナメル質と似た光の屈折率になるため、ホワイトスポットの改善に効果があります。