IPRT 2nd Open Meeting で再生療法の最前線を学びました|院長レポート

2月23日(月祝)に 日本大学歯学部 生命歯学部 富士見ホール にて、再生療法の専門勉強会 IPRT(Institute for Periodontal Regenerative Therapy) 2nd Open Meeting が開催され、私も講師として登壇しました。全国から多くの歯科医師・歯科衛生士が参加し、「進化する歯周治療」をテーマに講演・ディスカッションが行われました。

IPRT は、師である 宮本泰和先生 を中心に、尾野誠先生、神山剛史先生らが講師陣として指導される歯周組織再生療法の教育プログラムであり、臨床のエッセンスを体系的に学べる場として歯科医療界で注目されています。

今年の年次大会は、特別ゲストとして フィリッポ・グラツィアーニ教授(イタリア・ピサ大学 歯周病学専門医/ヨーロッパ歯周病学会 EFP 元会長)をお迎えし、世界的な視点からの歯周治療・再生療法の最新知見を共有しました。グラツィアーニ教授は、歯周組織の再生や低侵襲治療法に関する研究と国際ガイドライン策定にも貢献しており、臨床とエビデンスの両面で高い評価を受ける講演でした。

大会は以下の3つのセッションに分かれて進行しました:

●非外科アプローチ

歯周治療の基本となる非外科的な戦略について、科学的根拠と臨床応用のポイントを解説。歯科衛生士の方にも非常に役立つ内容で、毎日のメンテナンスや非外科的治療の価値が再確認できる時間でした。

●再生療法の最前線

グラツィアーニ教授と国内講師による再生療法セッションでは、最新の術式と適応、低侵襲なアプローチ、臨床結果・エビデンスについて幅広く発表・討議が行われました。世界基準のテクニックと、日本人臨床家ならではの工夫が融合した貴重な講演でした。

●根面被覆・歯周形成外科

歯肉退縮に対する根面被覆術や、歯周形成外科のテクニックについての発表も充実。講師陣による症例提示と討論は、治療設計の考え方・患者説明への活かし方まで、日々の臨床に役立つ内容でした。

私は、セッションの一部で 自身のフラップデザインの新アプローチ と、その臨床ケースを交えた講演を行いました。歯周治療の効果を最大化するためには、基本治療だけでなく、科学的エビデンスに基づく外科設計が重要です。当院で力を入れている低侵襲かつ予後の安定した再生療法の考え方についてもお話ししました。

IPRT 年次大会は、日常臨床にすぐ応用できる実践的な内容が盛りだくさんでした。

当院では、歯周病治療や歯肉退縮・再生療法に関するご相談を随時承っております。重度歯周病でお悩みの方、他院で難しいと言われたケースも、ぜひお気軽にご相談ください。
専門的な視点と最新の治療法で、あなたの「歯を守る治療」をサポートいたします。