JIADS総会・学術大会にて講演をしてまいりました。

12月5日・6日に、JIADS総会・学術大会が開催されました。JIADSは、東京または大阪で行われている歯科医師・歯科衛生士向けの研修機関で、臨床の本質を深く学ぶことを目的とした勉強会です。当院院長である私、奈良も講師として関わっており、日々の診療に直結する知識と技術を全国の先生方と共有しています。

今回の総会テーマは『LONGEVITYを支えるこだわりと探究心』。歯を長く健康に保つために、術者がどのような哲学とこだわりを持って治療に向き合うべきか、非常に示唆に富んだ内容でした。

この度私は、歯周組織再生療法について講演を行いました。歯周病は進行すると歯を支える骨が失われてしまいますが、適切な診断と術式を選択することで、失われた歯周組織の再生を目指すことが可能です。

歯周組織再生療法は、私自身が特に力を入れている治療分野の一つであり、治療の精度を高めるために日々研鑽を重ねています。講演では、再生療法における適応症の見極めや、長期的な安定を得るために大切にしている考え方についてお話ししました。

同じJIADSのコンセプトのもとで治療を行っていても、術者それぞれが持つ経験や工夫、考え方には違いがあります。今回の総会では、そうした個性が反映された発表を数多く聴くことができ、大変刺激を受けました。同じ志を持つ仲間と切磋琢磨できる環境があることは、臨床医として非常に恵まれていると改めて感じています。

当院では、歯周病治療や歯周組織再生療法をはじめ、患者さまの歯を一本でも多く、長く守ることを大切に診療を行っています。学会や勉強会で得た最新の知見を、日々の診療に還元することで、地域の皆さまに安心して通っていただける歯科クリニックを目指しています。歯周病や歯ぐきの違和感が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。