歯周組織再生材エムドゲインの歯科医師向けパンフレットに奈良の症例が掲載されました!
歯周病が進行してしまった方に行う治療の1つに歯周組織再生療法というものがあります。歯周組織再生療法とは,歯周病により失われた,歯を支えるための骨や歯根膜,セメント質というものを回復させるための治療法です。
その際に使用する材料に『エムドゲイン 』というものがあります。エムドゲイン は1990年代後半にスウェーデンのビオラ社で開発され,世界中で使用されてきました。日本においても20年以上の実績があり,数多くの科学論文においてその有効性が認められている信頼性の高い材料です。
現在エムドゲイン はStraumann社から販売されています。今回Straumann社より,当院奈良の症例を2つ掲載する形でエムドゲインの国内向けパンフレットが作成されました。
エムドゲインユーザーの歯科医師が多くいる中で今回選ばれたのは,奈良がこれまで多くの歯周組織再生治療を実践し結果を残してきたことに対しての評価だと受け止めています。大変光栄なことと思います。
掲載された症例のうち,1つは重度歯周病により歯を支える骨が溶けてしまった患者さんへの歯周組織再生(骨再生)の症例です(こちらから詳細を見ることが可能です)。
もう1つは,前歯の歯ぐきが痩せてしまった患者さんに対する根面被覆術(露出した根っこを歯ぐきでカバーする手術)について執筆しました。
私たち茅ヶ崎駅前奈良デンタルクリニックでは引き続き歯周病でお困りの患者さんのお力になれるよう日々診療を行ってまいります。また,このパンフレットが多くの歯科医療従事者の目に触れ,エムドゲイン の有効性や歯周組織再生療法,歯周形成外科の効果を再認識してもらえるきっかけになれば幸いです。