笑ったときに歯が見えにくい患者さんの治療例
治療前
治療後
20代女性
他院にて矯正治療で歯を抜いて、歯並びをきれいにしたが、笑ったときに上の前歯が見えにくくなってしまったとのことで当院へ受診されました。
治療前の笑顔の写真を見ると、やや口元が寂しいような状態になっています。
歯を抜いて矯正治療をすることは多くのケースでありますが、歯列が小さくなり、前歯も奥まった位置に並ぶことがあるため、矯正前と後で歯の見え方に変化が出てくる可能性があります。(抜歯、非抜歯は矯正の診査、診断をした上で決まるものですので、抜歯矯正が必ずしも悪いわけではありません。)
ガミースマイル(Gummy smile)は笑ったときに歯と歯茎が見えすぎるお顔の状態のことをいいます。
巷では、今回のように笑ったときに歯と歯茎が見えにくいことを逆ガミースマイルと言うそうです。(歯科の専門用語ではありませんが・・・)
今回の場合は患者さんとご相談した上で、上の前歯にラミネートベニアというセラミックの治療をすることにより歯の長さや形を改善して、口元の印象を変えることになりました。
お口の中でモックアップという術前のシミュレーションをおこない、患者さんとイメージを共有します。
問題がなければ実際の治療に取り掛かります。色や形がとても大切になりますので、お顔と歯の位置が分かる写真をとったり、色見本を合わせて患者様と確認をしてから最終の歯を作るようにしています。
治療後の状態を見ると笑ったときに歯が綺麗に見えるようになったことがわかります。患者さんにも大変満足していただきました。
治療に必要な本数や、被せ物の種類は状況により異なります。
今回の治療(ラミネートベニア)では若干エナメル質を削る必要があります。費用は1歯143000円〜になります。
前歯の見え方が気になっている方は当院スタッフ、歯科医師にご相談ください。